産む機械でなく、産み育てる機会を
柳沢大臣の問題発言。あの発言が問題なのは当然だけど。それが、政治取引の材料、選挙の道具になってしまっていて、(もちろん、それも大事ではあるけど)本論の、じゃあ、何が問題で、どう改善すれば良いのかという話が、まったくなおざりにされていることがとてももったいない。
柳沢厚労働大臣の「産む機械」発言。これは、彼だけの発想ではなくて、多くの自民党議員や保守層、などに共通の感覚から産まれているだろう。多くの保守層男性は、「女性は家に居て、子育てをすべき」と考えている。だから「女性を家に戻せば子は増える」と短絡的に考えているのだ。
僕ら、子育て世代にとって、現実はもっと厳しい。多くの男性たちは、働き過ぎで家にいないか、疲れ切ってパートナーと愛を深める暇もない。一方で多くの男性たちは、フリーター的な仕事ばかりで、将来への見通しがないから、結婚できないか、できたとしても、安定して家庭生活を送れない。
僕らの世代で、安定した家庭を築き、子育てを前向きに考えられる男性はむしろ少数なんじゃないか。こうした環境は、当然女性にも大きく影響する。
本当に少子化を心配するなら、こうした20代30代がおかれている状況を大きく改善する必要があるはずだ。
それとは全く逆の政策をとっている人間が、子育て云々のことを無理に言うから、今回のような失言になったのではないだろうか。
そうした観点からは、必然的に厚生労働大臣の罷免が導かれるだろうけど。
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