「いのち」のための選択を
私が環境運動に身を投じた理由は二つです。一つは私の大切な遊び場であった長良川への河口堰建設問題。それを知ったのは私が高校生の頃でした。本当に美しく豊かだった自然と地域のつながりが、河口堰という公共事業によってズタズタにされてしまいました。生命の川はヘドロの堆積する死の川へと変わったのです。そのために1500億円ものお金が文字通りドブに捨てられました。「このお金を人々の暮らしのために直接役立てられたら、どれだけ素晴らしい世の中ができるか・・・命を守るためにお金を使いたい」
同じ頃、1986年、4月26日、ウクライナ共和国(旧ソ連)でチェルノブイリ原発事故がありました。それまで、「原子力は安全だ」とこぞって吹聴されていました。しかし、現実は一度の事故で何十万人もの人々が犠牲になり、地球全体が放射能の影響を受ける大災害となりました。日本がすっぽり入ってしまう程の地域が放射能汚染地帯となりました。「私たちは、自分たちの安全を国に任せておいて良いのだろうか? 否、むしろ自分たちの生命は、自分たちで守らなければならないのではないか」そんな気持ちが大きくなりました。
これら二つの問題は、政治、情報、民主主義そして私たちが暮らす環境といったものを考え、行動する私の原点になりました。私は、この20年間、本当にたくさんの仲間たちと行動を続けました。それは多くの成果も、失敗も生みながら、私たちが自らの責任で、自らの社会を運営する「市民社会」、そして「市民の政治」へとつながって行きました。
格差の拡大、環境破壊、貧困、戦争。私たちの社会が抱えている問題は、実は世界中に共通しています。そして、その共通の問題に気づき、活動し、実際に社会を変えている取り組みが今、数多くあります。それらは、従来の政治や統治の仕組をも変えながら、広く深く進行をはじめています。既成概念や党利党略に縛られた従来の「政党」や「行政」には、新しい社会をつくる力は無いと、多くの人々が理解した結果です。
すべての社会の問題は、私たち自身が作り出したものです。だから、私たちの力で変える事も出来るのです。でも、そのためには、私たち自身が、自分たちが生きる事に責任を持ち、喜びを見いだしながら統治する、新しい段階の「市民の政治」が必要です。
私は、それを実践し、形にするために今、ここにいます。そして、今回の選挙は、その最初の起点だと考えています。
厳しい選挙であることは確かです。でも、もし議席を持つ事ができたら、私は「いのちを守る」ことのために全力で働きたいと思います。
今あるいのち、これから生まれてくるいのち、全てのいのちが輝き続ける横浜を、そして地球を
守るのではなく、選び取るために
皆さんの力を貸して下さい。
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