« 街頭で語ること | トップページ | 東国原氏が求めているものは? »

2009年6月 5日 (金)

IFOAM(国際有機農業運動連盟)」って?

私の旧友である郡山昌也さんが、「IFOAM(国際有機農業運動連盟)」の世界理事になり、新聞等でも顔写真入りで紹介されていました。

IFOAM(アイファム)とはどんな団体なのでしょう? IFOAMは、有機農業を推進するために1972年にフランスで設立された民間組織、国際NGOです。現在はドイツのボンに本部があり、世界108ヶ国の750以上の団体が加盟しています。

世界には法律として定められた「こういう栽培をし、こういう確認方法がとられた農産物でなければ、『有機農産物』や『オーガニック栽培』、などの言葉で呼んではダメだ」という、有機認証制度を持つ国が多くあります。日本もJAS法で有機栽培の基準が定められており、その内容は「CODEX委員会」が持つ有機食品ガイドライン(1994年~)に準じています。

「CODEX委員会」とは、国際食品規格委員会の事で、FAO(国際連合食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)によって設置されています。
簡単に言うと、消費者の健康保護や、世界の食品の貿易をスムーズに行うための組織、と言ってよいでしょう。


例えば、ある国が「有機栽培された野菜だ」、と輸出した野菜が、輸出先の国では「うちの国ではそんな栽培では、とても有機野菜とは言えない」となると、トラブルになるわけです。
そこで統一した有機の世界基準を作ることが目指され、「CODEX委員会」の有機食品ガイドラインとして作成されたのです。そして、この「CODEX委員会」の有機食品ガイドラインは、そのオブザーバーでもある「IFOAM」が作る「オーガニック基礎基準」(1980年~)の強い影響下にあるのです。

例えば、有機栽培(オーガニック栽培)とは、「3年間、農薬、化学肥料を使わない畑での栽培」という世界にほぼ共通する概念は、「IFOAM」の構成メンバーの有機農業団体(例えば、イギリスのソイルアソシエーションやドイツのデメターなどの団体)が作り出したもの、と言ってよいでしょう。
そしてこの、IFOAMで決定された「こういう栽培が『有機栽培』である」という基準、「オーガニック基礎基準」は、「CODEX委員会」の有機食品ガイドラインに影響し、さらにそれが世界の有機栽培基準に影響を与えます。日本の「有機JAS」の基準も、元をたどれば「IFOAM」の「オーガニック基礎基準」にルーツがあるという事になります。

郡山さんは、海外に渡って有機農業政策やオーガニック食品流通の研究を続け、そのエキスパートとしてキャリアを積んできました。そして、日本の有機農業団体の多くの後押しの中、IFOAMの世界理事に選出されたのです。Koriyama

« 街頭で語ること | トップページ | 東国原氏が求めているものは? »

9.過去の記事」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 街頭で語ること | トップページ | 東国原氏が求めているものは? »