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2010年9月27日 (月)

ピンチをチャンスに変える、市民の政治をはじめよう!

私が長野の森で暮らしていた頃、体験から学んだことがありました。
私たちの文明は今危機に瀕しているけれども、それを解決する鍵は、永
く自然とともに暮らして来た人々の暮らしや文化の中にこそある。守る
べき大切な知恵や経験が、まだまだ地域には残っている。それをどう活
かして行けるか、どう育てて行けるかが結局、私たちが生き残っていけ
るかどうかの分かれ目になるだろうと。

ところが、日本の政治は目の前の経済を守るという短期的な利益のため
に、私たちに残された最後の宝物―自然や、地域の知恵や伝統、人々の
つながりを徹底的に壊す政策を進めて来ました。様々な開発が「公共の
利益」の名の下に一部の人々の利益のために行われ、私たちの税金が浪
費されてしまいました。密室で行われたこうした政治は不正と腐敗を生
み、大多数の人々はいつの間にか貧しくなっていったのです。

時が経ち、日本でも貧困が当たり前になりました。親が子を殺し、人々
がだまし合い、孤独死が急増しています。自然破壊はさらに進み、地球
温暖化はいよいよ生命の課題になって来ました。政治の世界では政権交
代は行われましたが、相変わらず権力闘争や従来の経済の発想から抜け
出せず、あまりに大きな危機の前に「何をしたら良いのかわからない」
思考停止状態にあると言えます。

私は、今だからこそ、大きな発想の転換が必要だと思います。先ず、し
なければならないことは、私たち自身の生活の危機を「どこかの誰か」
に委ねるのではなく、地域や社会の未来を自ら選び取る「住民主権」を
実現することです。
それは、地域に埋もれているたくさんの宝物を探し出すことでもありま
す。それは、文化であり、自然であり、新しい技術やアイディアであり、
人と人の繋がりであるかもしれません。その宝物を活かすことで、活動
や仕事をつくり、互いに支えあう仕組みをつくり、何より私たちが元気
になることができるはずです。

私は「市民の政治プロジェクト」を通じて、住民主権を実現する多くの
人々や新しいタイプの政治家が育って行くことを期待しています。

                  2010年9月27日 大野たくお

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