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2011年3月23日 (水)

避難所以外の人たちも被災者なのです

被災地レポート⑪ 3月21日(月)

この日は、東京などから救援物資を積んだチームが複数到着するということで、私はヒューマンシールド神戸の吉村誠司氏らとともにNGOチームのベースキャンプに残っていました。公民館の中が救援物資でいっぱいになってきたため、イベント用のテントをお借りして倉庫変わりにしました。自衛隊から「あそこにいけば支援物資をくれるかもしれない」と聞きつけてやってきた地域の方々が集まり始めました。全国の皆さんからの支援物資の多くは自衛隊に集まっているのですが、その物資を直接地域の方々に届ける仕組みがなかったからです。 連絡会では、私たちボランティア組織が自衛隊から物資をゆずりうけ、地域の方々に配る仕組みも提案していますが、21日現在では実現していません。

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支援物資を自転車に積んで帰る被災者

集まった地域の皆さんに食料やオムツなどの物資を手渡しながらお話を伺うと、避難所に入らなかったり、避難所から他の場所に移ったりした方々には支援物資が届かず、家にあった食料なども底をついているということでした。

「多くの家では男性たちが職場から帰って来ず、女性たちだけで子どもや介護の必要な高齢者の方々を世話している。」「ガソリンがないので自転車で1時間かけて買い物に出かけ、雪の中5時間待ってやっとオムツ1つだけ買えた。」といった話もありました。また、オムツがあってもお尻ふきがなく、赤ちゃんたちはみんなお尻がかぶれてしまっているそうです。

ガソリンがなくてお母さんの透析に行けないと飛び込んで来られたご夫人。私たちの持っていた携行缶のガソリンで彼女の車に給油を行うと「ありがとうございます」と涙を浮かべて病院に向かわれました。私たちが行っていることは、ほんの小さな助け合いですが、それが地域の人々の命に直接つながっていることを実感した瞬間でした。

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しばらくすると、先ほど食料を持って行かれたお二人のご夫人が「私たちにできることはないでしょうか」とやって来ました。そこで、集まっている救援物資の仕分けをお願いしました。1時間ほどかけて、特に必要な下着類やおむつなどの細かな仕分けをやっていただきました。

お二人には地域の皆さんに、支援物資を届けて頂くことと、地域の皆さんが何に困っているかを聞き出して頂く事をお願いしました。朝には4トントラック2台分あった物資が、午後2時過ぎには半分くらいになっていました。

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