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2011年5月20日 (金)

第2回石巻被災地支援報告

 5月1日から4日の日程で再び石巻に行ってきました。 今回の目的は横浜市内の皆さんからお預かりした支援金(18万3千円)を最前線で活躍しているNPOの皆さんに直接お届けすることと、前回から一月半たった被災地の状況、NPOボランティアなどの状況を確認することでした。

石巻では現在平日1000人前後、今回のゴールデンウィークに限っては3000名のボランティアが活動に参加していました。街の状況は、市街地の多くで電気や水道が復活し、大型のショッピングセンターなどのうち津波の被害を受けなかったか軽微だったところは営業を再開していました。
また漁船や家屋などが塞いでいた道路や橋も車が通行できるまでになっていました。しかし、鉄道をはじめとした公共交通機関がまだ十分に復旧していないため、道路の混雑がひどく、信号の復旧も遅れているため、事故も多数発生していました。市役所に関しては一般の業務をようやく再開。しかし、訪れる住民の多くは、罹災証明の発行や死亡などの手続き、仮設住宅(賃貸)の受付など被災関係がほとんどです。

今回、支援金をお持ちした NPOはヒューマンシールド神戸と四万十塾の2団体。それぞれ9万円と9万3千円をお渡ししました。ヒューマンシールド神戸は、現地ボランティアグループのまとめ役を行っています。特に地域の方とのコミュニケーションをとって作業の段取りをしたり、重機を使うような危険を伴う現場の陣頭指揮をとったり、全体が少しでも上手く進行するように各現場のリーダーたちに指示を出すような役割です。四万十塾は、最も初期(3月13日)から被災地に入り、カヌーでのレスキュー活動を行ったり、3月18日からは石巻市内の避難所等で一日1500食程度の食事の提供をしています。食事は栄養のバランスやおいしさも重視し、単に食事をするだけでなく、食事の場所を地域のコミュニティーの拠点として行くといった取り組みをしています。両団体とも、金銭的には非常な困難を抱えています。今回、港北の皆さんからお預かりした資金はヒューマンシールド神戸に、港南の皆様のお金は、この四万十塾の塾長木村徹さんに手渡しました。

石巻の全体状況としては、自衛隊、街の方々、ボランティアらが本当に頑張っているが、まだまだ復興以前の緊急支援の状態から抜け出せていません。自衛隊は道路の片付けはやってくれたが、その後の瓦礫撤去は主にボランティアが手作業で進めている状態。気の遠くなる作業です。瓦礫撤去などめどのたたないまま、自衛隊要因縮小の情報が流れていますが、その代わりに誰が作業を進めるのかなど方針が見えないことが現地の不安を大きくしています。

 避難所から出た方々の多くは、壊れた家の二階などに居住しています。その多くは倒壊の危険もあり、電気や水道も復旧していない地域も多いのです。特に市街地から離れる程、インフラの整備がいつになるかわからない状態です。地盤が緩み、道路の陥没なども一ヶ月前よりさらに進行しているところを見かけました。皆いつ次の津波がくるか、いつになったら被災状況から抜け出せるのかと、精神的なストレスや疲労が限界に達して、いらだっている方々を多く見かけました。多くの住民が「行政は何もやってくれない」と不信感を強めています。義援金もまったく届いていません。目の前に広がるのは数ヶ月前まで何万人もの人々が暮らしていた荒野です。

メディアでは美談が多く伝えられていますが、できていないこと、生活の現実ももっとしっかり見つめる必要があります。
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