高野孟さん講演会の報告
今日、3月4日、高野孟さんの講演会を行いました。とても内容の濃い講演だったのでこれから数回に渡って、皆さんにその内容をお伝えしたいと思います。あいにくビデオも音声も撮っていなかったので、私のメモを元に書き出したものです。ご本人の意図と違っている場合もあるかもしれませんので、予め、ご了承ください。
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高野孟講演会
「テレビはどこまで信用できるのか」
-政治家の責任と市民の責任
その1
◆テレビは信用するものではない
「テレビはどこまで信用して良いのか」というタイトルですが、テレビはそもそも信用してはいけないものなのです。テレビは娯楽機関なのです。
テレビが出来た当時、テレビには「報道」「教育」「娯楽」という3つの役割がありました。しかし「報道」「教育」という要素はだんだん後退し、「娯楽」だけが大きくなった。テレビの宿命として「絵になるかどうか」がすべての判断の基準になったからです。
「やらせ」の問題も「もっと絵にして見せたい」というそこにニセの情報が入り込む余地が出て来た。例えば私が30分のインタビューを受けても使われるのはそのうちの1分。前後関係を省いてそこだけを使うというだけで、一種のヤラセなんです。しかも私が言いたいことと全然別の部分を使われてしまうこともある。
制作費にしても、例えば1千万の予算の内、広告代理店が何もしないで1割から2割、番組制作の元締め会社が1割から2割。残りの予算で下請けの会社が限られた予算と時間の中で番組をつくっている。結果的にとても乱雑な番組づくりが横行してしまう。プロヂューサーがバックマージンをもらっていることもあるのです。
そういう中で、ニュースでも面白おかしいもの、絵になるものが取り上げられるようになって行く。ワイドショーがニュースを扱うと、報道の訓練を受けていない人間がつくるので余計にそうなってしまう。テレビの世界では、素材の編集という作業が入ることにより、ひどさの違いはあれ
「やらせ」は毎日何百回と発生しているのです。 (文責大野)
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