原発のない未来のために
今、滋賀原発などの臨界事故隠しが注目を集めています。一つ間違えば大惨事になっていた事故がこれまで30年も隠されて来ました。
20年前にはチェルノブイリ原発事故が起こり、「原発を止めよう」という運動が日本中で広がりました。もし、この時に「日本の原発も危険なのだ」という事実が知られていれば、日本の原子力政策は大きく変わっていたでしょう。
昨日、石川県でM6.9の大きな地震が起きました。私が一番最初に心配したのは「原発はどうなったか」でした。石川県の志賀町には滋賀原発という原子力発電所(以下原発)があります。原発は配管などの仕組みが複雑で、構造的に地震に弱い欠陥を持っています。私は、大きな地震が起こる度に、全国55基の原発の運転状況と被害の有無を確認しています。
偶然にも、「事故隠し」という事件のために、滋賀原発は運転を停止しており、今回の地震による被害はありませんでしたが(まさに神業的なタイミングです)、こういう思いは早く解消したいものです。
活断層の真上に立ち、東海大地震も予想されている静岡県の浜岡原発は老朽化も進み、万一が起こった場合には、大きな被害が予想されます。浜岡は、風下に横浜、東京、近隣に名古屋という大都市圏を抱えているためより深刻な問題であると言えます。http://www.stop-hamaoka.com/(ここに紹介されている古長谷みのるさんは私の親友です)
テレビなどマスコミで発言する人の多くが「原発は必要悪」と言います。しかし、環境への影響や核廃棄物など将来世代に大きな負担を残すという意味で、私は原子力発電のない未来を描いて行く必要性を強く感じています。単に「原発は悪い」という発想ではなく、今私たち自身がそれを支え、問題を抱えているという発想から、自分たちの責任で、原発に頼らない社会を実現して行く。それは夢物語ではなく、私たちが選び取ることのできる未来であると私は確信しています。
参考までに、原発の問題を皮切りに、戦争と石油・お金の関係などをまとめた田中優さんの資料をご紹介します。ここには、電力会社が宣伝し続けている「原子力は必要」「原子力は環境に優しい」というメッセージとは別の未来の描き方が紹介されています。http://www.slowbusiness.org/fmdata/files/tanakayu_sbs_data.pdf
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